太陽光発電パネルは日照によって効率が異なる
太陽光発電パネルの設置をするときには、屋根全面を覆うようにして設置するのが良いのではないかと思う人もいるでしょう。太陽光発電パネルの面積が広ければ広いほど、発電できる量が増えるからです。ただ、必ずしも屋根全面に太陽光発電パネルを設置するのが良いとは言えません。発電効率は日照量によって大きく左右されるからです。南向きの屋根で特に日照を遮るようなものがない場合には、日照量が多いので高効率で発電できます。しかし、北向きの屋根の場合には南向きに比べて日が当たりにくいため、発電量が少なくなります。また、フラットな屋根でない場合には陰に隠れてしまう部分もあるでしょう。このような際に設置すべきかどうかは検討が必要です。
費用対効果の高い部分にだけ設置しよう
太陽光発電をするときには費用対効果を考えるのが大切です。太陽光発電パネルを設置するには費用がかかります。かかった分の費用を長期的な視野で取り返したいと思うのがもっともなことでしょう。日照量が少なくて発電効率が悪い場所に設置すると費用対効果が低く、何十年も運用しても導入費用を取り返せない場合があります。わずかな発電量のために費用をかけるよりは設置しない方が良いと考えられます。太陽光発電パネルは費用対効果が高いところを選んで設置するのがおすすめです。基本的に発電量は日照量に比例するので、日が当たりやすいところを選べば問題ありません。季節によって陰になりやすいかどうかが異なる点にも留意して、年間の日照量に基づいて費用対効果を考えるようにしましょう。
太陽光発電の価格は、電力会社との契約によりますが、国の制度を利用することで長期にわたり同じ単価で売ることも可能です。
